※ごちゅうい
●『stealthily』の続編です。
●でももう痴漢プレイは関係ないです。
●書いている人はオズギルのえろい話が書きたかったらしいです。
大丈夫でしたらどうぞ!
*stealthily2*
ギルバートのアパートの立地条件はなかなかいい部類に入る。駅から徒歩で10分程度、それもほとんどが明るい道を通って、だ。雨でも降っていなければ歩いて行き来して当たり前の道のりを、「タクシー使おうか?」と言ってしまったのは、一重に早く帰りたかったから。
一刻も早くギルバートのアパートに帰りつきたかった。電車の中の『悪戯』のせいで、ギルバートはすっかり目付きを潤ませているし、それにオズのほうも。いっそ駅のトイレで、と早まるのをなんとか堪えた。そんな場所では到底満たされない。誰の目もない、身体に馴染んだギルバートの部屋でなければ。
流石にタクシーの中でまで悪戯を仕掛けるのは我慢したものの、それもギルバートが部屋のドアを開けて玄関に入るまで。ドアを閉めて鍵をかけるのももどかしく、靴を脱ごうとしていたギルバートを後ろから捕まえた。
「待て、オズ……!」
勢いが良すぎて、たたきから一段あがった部屋の床に膝をついたギルバートのコートをはぎ取る。一日留守にしていた部屋は、外より辛うじて気温が高いのがわかるものの、ひんやりと冷えきっていた。でも部屋を暖めてからなんて待てるはずがない。身体の内側が熱い。この熱を全て吐き出すまでは、落ち着くことなんてできそうになかった。
「もう十分待ったでしょ?これ以上いつまで待つの?ベッドまで?お風呂まで?待てるわけないじゃん」
「だけど……っ!」
「ほら、ギルも同じでしょう?これ以上待てなさそうにしてる」
ギルバートの下肢に手を伸ばして弄る。熱を持って存在を主張しているところを捕まえて揉むと、ギルバートの脚ががくがくと震えた。呼吸が荒くなっていく。
ゆっくり準備をする時間も惜しくて、性急にベルトに手をかけた。金具を外してそのまま引き下ろす。靴を履いたままだから完全には脱がしきれず、ギルバートの足首に絡みついた。冷たい空気の中に下肢を晒されて、さっとギルバートの肌が粟立ったのが見えたけれど、きっとすぐに寒さなんて感じなくなる。他の部分に触れるのももどかしく、ギルバートの窪みに指を這わせた。
「はっ……、オズ……!」
ギルバートのそこは、まるで待っていたかのようにオズの指を飲み込んだ。どこまでも埋まりそうなほど柔らかくなっていることに、オズは密かに目を細める。さっきの悪戯ではここまで触れていない。前と、それからパンツの上から軽く触っただけだ。それなのにこれほどまでに準備ができている事実に歓喜してしまう。ギルバートが待っていてくれたのがよくわかるから。
「ねぇ、ギル。ここすごくとろとろだよ?いやらしいね、電車の中でオレに触られただけでこんなにしちゃうなんて」
それなのに、オズの愛情表現は少し歪んでいて。わざとギルバートの羞恥を煽る言葉をかけてしまう。ギルバートも虐められるのが好きだからおあいこかもしれないけれど、かっと頬を染めるその表情を見て、更に嗜虐心が煽られた。
「それは、オズが……!」
「オレが触るから?でもパンツの上からちょっと触っただけなのにね。ほんとにいやらしい子」
ギルバートの内側をかき混ぜながら、意地悪な言葉を耳に吹き込む。手を床について床に四つん這いになったギルバートの背中の上から覆いかぶさって。玄関先だろうと気にならなかった。ここまでおいしくできあがっているギルバートを、今食べない手などない。前立腺をぐりぐりと刺激しながら、片手で硬く反応したギルバート自身を扱きあげる。拒絶の言葉など許さないというように、勝手にギルバートの興奮を煽っていった。
「オズっ……もう、」
ギルバートからあがった要求。もっと焦らしたかったけれど、オズのほうにも余裕がない。指で感じるギルバートの内は既に熱く蕩けていて、早くそこに埋め込みたくて仕方ない。
「もう我慢できないよね?ほら、脚を開いて。欲しいところをちゃんとオレに見せて」
ぐっとギルバートの腰を持ち上げて促す。身長差のせいで、ギルバートの身体はオズの腕には少々重い。持ち上げ続けることなど不可能だったから、ギルバートが腰をあげてくれなければこの体勢は難しいのだ。床に上半身を踞らせたギルバートがこちらを振り返る。濡れた黄金の瞳でねだるのをもどかしく思った。
「ほら、早く。オレが欲しいならちゃんと見せてねだってよ」
焦れる内心を圧し殺してギルバートの入口をくすぐり促す。頬を染めて躊躇っていたギルバートが腕に顔を埋めた。腰をあげ、オズに弄られている部分をそろそろと視界に晒す。
「……早く、」
小さな声で呟かれた言葉は暗い部屋に熱を持って落とされた。オズはすっかり乾いたくちびるを舐めるとギルバートの腰を掴む。すっかり準備のできたギルバートのその部分に自分のものを押し当てた。
「いい子だね。いやらしいギル、オレ大好きだよ」
「オズ、そんな、っあ……!」
いやらしい水音を立てながらギルバートの中に侵入していく。四つ這いになったギルバートの背中がびくびく震えるのを身体全体で感じた。抵抗もなくオズを飲み込んでいくそこはとても熱くてオズ自身に絡み付く。すぐにでももっていかれそうなきつさにオズも小さく声を零した。ずっとここに入りたかった。戯れに触れたときから今までずっと。漸く満たされて、一つため息をつく。そしてギルバートの腰を掴み直した。
「はっ、あっ、オズ、オズっ……!」
粘膜の擦れる湿った音と、肌のぶつかる乾いた音が聞こえた。ぬかるんだギルバートの狭いところを犯していく。熱くてぬるりとしている内部に翻弄されながらも、ギルバートの感じる部分を突くことも忘れない。硬い感触のそこをオズ自身で突き上げる度に、ギルバートから高い声が上がって強く締め付けられる。
足りないと言いたげにオズのものを誘い込むように腰をくねらせるその仕草が、とても淫靡でかわいらしいと思ってしまうのも仕方がないはずだ。
ギルバートをここまで調教したのは他ならぬオズ自身。なにも知らないところから雄をくわえこむことも、後ろで達することも教え込んでいって、前への刺激では物足りなくなるようにギルバートの身体を作りかえた。そんなギルバートが快感に従順に腰を振る様子はオズに大きな充足感をもたらしてくれる。
あんなに寒かったのに、体温はとっくに上昇して汗さえも浮かんだ。触れているギルバートの背中も暖かい。ふわりと柔らかなセーターに顔をつけると、煙草のにおいと一緒にギルバートのにおいがした。
「ギル、すごくこうしたかった……さっきから、ずっと」
ぬろりとギルバートの内部から雄を引き抜き、また深く押しこむことを繰り返す。それだけのことが気持ちよくてならない。動きながらギルバートの前に手を伸ばす。そこはすっかり興奮して頭をもたげていて。最中にオズの手に触れられることを悦ぶそこは、オズの手が触れるといやらしく蠢いた。先のほうをわざと摘まんで刺激してやる。ギルバートの先端から流れた温かい液体がオズの手を濡らした。それを潤滑に更に扱きあげてやると、ギルバートの腰がびくりと跳ねる。
「オズ、オズ……っ、オレも、」
嬌声の中で呟かれた一言を、オズが聴き逃すはずもない。くすりと笑うと腰を掴み直し、ぐぐっと深くへ押し込んだ。
「そうなんだ?ギルもしたかった?電車の中でここまで?」
「ちがっ……、あんなとこじゃ、……っ!」
戯れの会話を交わしながら、ギルバートを味わう。熱くて狭くて、とても蠱惑的なそこ。
「そうだよね、ばれたら大変なことになっちゃうしね……?それにこんなにかわいいギル、見せる気ないし」
「……っんな、冗談じゃ……」
「今度もう一回してみようか?どこまでなら大丈夫か……ね?」
不意にきゅっと強く締めあげられて、会話は途中で途切れた。ギルバートが腕に顔を擦りつける。それを目にして、揺れる黒い髪に口づけたくて仕方なくなった。こみ上げてくる絶頂感を後押しするために、ギルバート自身を強く扱く。甘い声が上がるたびに、内部も強く締まってオズを刺激した。
「オズ……っ、もう、駄目だっ……」
ギルバートがふるふると頭を振る。もどかしさを表すように腰が揺れた。オズの手に雄を押し付けてねだる。
ギルバートを高みに押し上げるために、特別感じる部分を何度も突いてやる。同時に手の中で震えるギルバート自身もかわいがってやれば、オズの下になった背中がびくりとしなった。
「あっ……オズっ、ん、ああぁっ……!」
切なげな声でギルバートが鳴き、オズの手の中に熱い液体が勢いよく溢れた。手でその熱を感じると同時に内部がざわめき、強く収縮する。抗うことなくその刺激に身を任せれば、根元から強く締めあげられた感覚に意識が真っ白に浚われた。
「んっ……!」
腰を掴んで押し付けて、ギルバートの奥深くへ熱を注ぎ込む。どぷ、ごぷ、と水音さえ聞こえてきそうなその生々しさに、確かにギルバートと熱を交わしたことを実感して満足のため息が零れた。はぁはぁと荒い息をついているギルバートの背中に乗りかかる。
「ギル、」
ギルバートの頬に手を伸ばすとあがった息をつきながら、ギルバートがこちらを見る。ふっと視線を緩めると、ギルバートの眼がふわりと蕩けた。身を乗り出して、そのくちびるに触れる。やさしい熱をもったそこを味わい、舐めて慈しんで。ようやくくちびるを離してギルバートが呟いた一言に、オズは少しだけ後悔した。
「オズ……腰が、いたい……」
無理な体勢でいたギルバートが起き上がるのに数十秒を要したことは、決して笑い話にはならなかった。腰を撫でてやり、「お風呂に入ろうか」と言ったことに他意はない。
なかったのだが……そこで一緒に入浴するという選択肢を選んでしまったのが間違い。体温が上がって艶めかしくなったギルバートに自制などできるはずがなかったのだ。
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中途半端!続くってなに!という感じですが、まだ続きます。もうしばしお待ちを!
2011.02.12.